認知症当事者のための認知症講座

認知症当事者のための認知症講座

おれんじドア町田では当事者が集まって認知症と歩む人生について話し合いをしています。

 

「これから自分達はどうなっていくのだろう」という不安

 

主治医に聞きたくても家族への説明で自分自身には教えてもらうことなく経過している状況があります。

 

そこで、直接先生にお聞きしようと皆で話し合い認知症初期集中支援チーム事業でも活躍されている鶴川サナトリユウム病院の小松先生にお越しいただき当事者の不安や薬に関しての質問にお答えいただきました。

 

小松先生から

 

  • 主治医とコミュニケーションをしっかり取る。
  • 服用している薬については半年から一年に記憶の検査をして薬の効果を確認する。
  • 生活療法として家に引きこもったりせずディやカフェなどに積極的に社会参加する。
  • そうしたことが4~5年進行に違いが出る。
  • そして無理せず自分のペースを大切にして過ごす。

分かりやすくお話しいただきました。


先生から参加している当事者の元気な様子を「予想外でした」と感想を話され皆大喜び! 

「これからの自分」に大きな希望へ一歩踏み出した皆さんの笑顔がありました。

「まちの保健室」金曜日版

「まちの保健室」金曜日版

本人会議メンバーと江の島散策!


日ごろの運動不足により電車利用の下肢筋力強化運動!?(笑)

気の合う仲間同士は気兼ねなしでお互いを見守っている。

 

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最近忘れることが多くなったと心配するIさん
不安という爆弾を常に抱えているとMさんに話している一方

心筋梗塞を経験して命拾いしたMさんは「認知症じゃ~死にやせん!」と

Iさんを慰めている


イイな~~!


隣の私は、な~んにも言うことNathing!

 

「お昼は何にしよ~!?」に「生シラス!」即答!
「家族に迷惑かけられん!」と、ランチ探して「美味しかった~!」と大満足!

 

帰り車中は互いに心地よいまどろみの中、私はIさんの肩かりて・・・お恥ずかし!!

「ホッとくつろぎカフェ」って、どんなとこ!?

「ホッとくつろぎカフェ」って、どんなとこ!?

 

「ホッとくつろぎカフェ」毎月第4日曜日13:00~16:00


地域の皆さんや認知症本人会議メンバーと家族の皆さんボランティアの皆さんと滝ノ沢の「まちの保健室」


「男の料理教室」

「小旅行」

「出張カフェ」

「家族相談」


そして、専門職スタッフによる「認知症勉強会」各種イベントを行っています。

 

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認知症に拘らず、ちょっと立ち寄っておしゃべりしていける地域の場所になればと皆さんのお越しを待っています。

認知症本人とご家族で作るカフェ!

ホッとくつろぎカフェ:料理教室「蕎麦いなり」

 ホッとくつろぎカフェでは、認知症本人とご家族で、料理教室や身近な名所巡りなど行っております。

 

今日のカフェは、みんなで「蕎麦いなり」作りです。
通常は、油揚げに酢飯ですが中身はお蕎麦です。
油揚げを袋にするのですが、男性メンバーには少々難しいかと思いきや皆さん見事な腕前です。

 

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また家族からの相談には、専門職からのアドバイス等々受けています。

 

もの忘れや認知症かな?介護に疲れた!など気になることがありましたら気軽にお立ち寄りください。

 

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今日も畑から新鮮野菜の到着です!
ジャガイモ蒸かして蕎麦いなりと美味しくいただきました。

認知症カフェ「ホッとくつろぎカフェ」とは!?

 

認知症カフェ「ホッとくつろぎカフェ」とは!?

 

あら、もしかしたら・・・認知症

最近物忘れが多くなって認知症かしらと思っていても、どうしてよいか分からずにそのままにしてしまうことがよくあります。

心配なことは一人で抱え込まないことが大切です。

人に話して相談してみることは認知症について正しく理解することにもつながります。

 

なじみの居場所

認知症を疑ったとき、誰にも相談できない、病院へ行くことも怖いなど、受け止め方はそれぞれです。

すぐに家族に相談したり高齢者支援センターへ相談して介護サービスへつながる人もいます。 

その反面、なかなか相談できずに自宅に引きこもる人も多くいます。

 

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そうした時に「認知症カフェ」のような参加しやすい場所で、当事者同士で、語り合うことができれば「認知症について不安はあるけど同じ仲間がいるから大丈夫」と、自分自身で認知症を受け入れることができれば次の一歩が踏み出せます。

 

◇早期発見・早期受診・早期治療

早い段階から対応することで認知症の進行を穏やかにしたり、認知症の原因によっては治せたりする可能性もあります。

より早い段階で進行の予防が始められれば、そのぶん今の生活を長く続くことができます。

 

町田認知症本人会議は、認知症になってもその人らしく暮らしている人が、沢山いることを皆さんに知ってもらいたくて活動してます。

 

「ホッとくつろぎカフェ」にはそうした仲間が集まっています。

 

本人会議って、なにしてるの?

 

本人会議って、なにしてるの?
 
町田滝ノ沢の「まちの保健室」の一室で、毎週火曜日11時から認知症本人達による会議を行っています。
認知症の状態を維持していく取り組みでもあります。
様々な話題からそれぞれが、自分の意志で対話を楽しんでいます。
 

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議題は、自分の一週間のトピックス発表(近況報告)から始まり、各自の活動報告や依頼を受けている活動内容の検討等々、時には時事問題などで白熱する場面もあります。
 
自分の考えていること、やりたい事、悩んでいること、思いおもいに本音で話し合いを進めています。
 
認知症だから・・・などと誰も言う人いないんですよ!
 
例えば、本日のテーマは
認知症当事者として何を発信していけばいいのだろうか?
 ・発症時の様子や気持ち・初めに気が付いた違和感のこと
 ・はっきり自覚したこと・できないことは無理しない
 ・好きなことは沢山ある・認知症になっても人生はつづくetc
★これから認知症になるかもしれない人たちに伝えたい!
  早期発見・早期受診・早期治療を!!
 
本人会議では、皆さんに認知症を知ってもらおうと「認知症ミニ講座」も
まちの保健室で行っています。
また、各種イベントも地域ぐるみで行っています。
 

 

仲間:町田市認知症と共に歩む人

 

仲間:町田市認知症と共に歩む人
 
初夏を思わせるような陽射しの中で認知症当事者9名の仲間と草取り、マルチ張りと畑の手入れに汗を流しています。
 

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認知症と診断されて、職場を失い引きこもり気味だったYさんも同じ悩みを話し合える本人会議のメンバーとの出会いから支援されるだけでなく、自らやりたいことをしようと地域の人に「認知症になっても私は私」と、自分の経験やメンバーが思っていることを伝える講演活動をメンバーと一緒に行っています。
 

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「なにか仕事がしたい!」メンバー達の声から、社会や地域に向けた活動の合い間に野菜作りに取り組んでいます。
 

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地域のボランティアさんの協力により立派な畑が出来上がりました。
 

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ほうれん草、小松菜、水菜、春菊、ジャガイモ、エンドウ豆が順調に育っています。
次回は、キュウリとトマトの植え込みです。
 
夏野菜の収穫が楽しみです!

 

「その人を中心とした認知症を考える会」より

 

NPO法人「その人を中心とした認知症を考える会」より、本人会議メンバーに公開講座の講演の依頼をいただきました。
 
今日は、代表の村上さんが本人会議の見学を兼ねて打ち合わせに見えました
 

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本人会議の認知症当事者のメンバーからは体験談や活動を通して認知症について感じていることを話しています。
 
壇上から100人の人にお話しするよりグループワークで、参加者の方々と直接、話し合いの場を作って頂きたいと、当事者Sさんからの強い希望でお願いしました。
 
【パーソンセンタード・ケアについて】
認知症をもつ人を一人の人として尊重し、その人の視点や立場に立って理解して行おうとする認知症ケアの考え方です。
 

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主に医療従事者や介護現場の介護者に向けた講座の活動を行っている。

 

認知症になってからのチャレンジ

 

認知症になったからといって、すぐに時間や場所や季節が分からなくなる(見当識障害)訳ではありません!
 
しかし認知症と診断されると不安感から行動範囲が極めて狭くなりがちです。
 
認知症当事者のIさんもMさんも診断直後は、家に引きこもっていました。
 
そうした時「まちの保健室」で認知症をもつ同じ立場の人とつながり、交流することが出来ました。
 
一人では不安で出来ないことも仲間と一緒に、出来る時に出来ることをしようと「まちの保健室」まで、自分で行こうとチャレンジ計画
 
Iさんは最寄り駅まで徒歩20分そこから電車で一駅の町田駅まで一人で来ます。
 

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Mさんは通勤途中の奥様と一緒に9時15分町田駅着です。
 
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9時15分町田駅 サポーターと無事合流しました!!
 

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「分からなくなったらどうしよう」と、不安感いっぱいのIさんの様子でしたがチャレンジして出来たことによって、一つ「自信」がついたようです。

 

ひまわり農園の3月の種まき予定です!

 

本人会議:ひまわり農園の打ち合わせ!

 

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カブ・レタス・トマト・カボチャほか 夏野菜いろいろ
「こんなに出来るかな~」

「無理じゃない?」
「気楽に楽しくやりたいね~」
「やるしかないだろ‼」

 

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本音で話が出来るっていいですね~!!!

さて、結論はいかになりますか?


お楽しみに~!!